【TOEIC600点】英検だとどのくらいのレベル?それぞれの違いと最短で突破するコツ

Last Updated on 3週間 by zico

  • TOEIC(L&R)600点は、英検だとどのレベルになるの?
  • TOEIC(L&R)600点って、どのくらい難しいの?
  • TOEICと英検とどっちから勉強すればいいの?

という悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら、これから紹介する『TOEICと英検の違い』は、事前に知っておいて損はありません。(社会人の場合の)『TOEICと英検どちらを学ぶべきか』その勉強のコツも具体的に解説します。

実際、当管理人(zico)は、TOEIC対策も、英検対策の授業も行った経験があり、その大きな違いを受講生に伝えてきました。

また後半では、TOEIC600点超え、英検2級合格を目標を中心にしたおすすめ学習方法ご紹介します。

この記事を読み終えることで、自分の英語学習に照らし合わせた『学ぶべき最短ルートを知る』ことができ、目標に対しての適切な学習法を組み立てることができるようになります。

英検とTOEICの違いを抑えて
目標を最短で突破しよう

目次

【結論】TOEIC 600点は英検2級〜準1級レベル

求められる技能(テスト)に違いがある

TOEICと英検では、求められる技術が少々違います。

一括りで決めるのは難しいですが、CEFLを目安として考えると、TOEIC600点・英検2級または英検準1級はともにB1,B2レベルとなります。

  • TOEIC®L&R … リスニング、リーディングの2技能
    • TOEIC®SWというスピーキングとライティングのテストが別途ある。
  • 英検 …『読む、書く、話す、聞く』の4技能
    • (1次試験)リーディング、リスニング(2次試験)スピーキング、ライティング

『読み書き』は共通しているのね

何のために受験するか、事前に決めておく

目的TOEIC英検
資格を取りたい(長期間)有効期間は2年間1度とれば一生有効
転職・昇給の条件(短期間)採用している企業が多い有効だが、あまり多くない
試験項目の多さ(難易度)2技能4技能
対策本の多さ(難易度)多い(本、アプリ、スクール)TOEICほどは多くない
試験の頻度年12回(月に1度)年3回(4ヶ月に1度)

英検にこだわっているわけじゃないなら、
TOEICの方が対策しやすくて、おすすめ

TOEIC 600点と英検2級の勉強方法

勉強方法TOEIC 600英検2級
リーディング金フレ、出る1000、オンラインスクール、公式問題集赤本(過去問)、パス単、オンラインスクール
リスニング金フレ(アプリ:abceed)、公式問題集オンラインスクール
スピーキング&ライティングオンラインスクール
その他学習スケジュール決め

abceedで、金フレとか勉強できるのね

英検の方がどうしても負担が多いから
期間を決めてオンラインスクールを使うのを検討してみるものあり

<まとめ>自分の目的と、なりたい姿で決める

対策が取りやすいのは、TOEICの方が参考本も多く、対策がしやすいです。

ただし、600点以上の点数を取りたいなど、目的がある場合は、文法の理解が欠かせません

分厚い文法本での独学だけでは、限界があると感じることもありますよね。

やればいいんだろうけど、先生とか聞ける人が欲しいよね

スタサプなら、神授業の関先生の授業が
3分から受けられて、すごいよ

上級を目指す場合は、適切なアプリ学習を取り入れていくのがコツになる

TOEIC600点を英検で比べるなら

まずは英語力評価(CEFL)を知ろう

CEFLとは、学習者・評価者が評価や指導といったものを提供する国際指標のこと

英語であれば、TOEIC/TOEFL/英検/IELTS/ケンブリッジ英語検定/Duolingo English Test などを試験結果を分析する目安となリマス。

(初級)A1,A2,B1,B2,C1,C2(上級)の6段階で、構成されていて
英検もTOEICもこれを目安にすることができるんだ

英語のレベルの目安になるのね

TOEIC (L&R)600点を英検をCEFL対照する

TOEIC®L&Rの試験は リーディングとリスニングが中心の試験が有名です。

TOEIC英検
Listening & Reading
Speaking
Writing

そのため、4技能全てが試験で問われる英検とは少し違う評価基準になることがあります。

一概には言えないけど、
CEFLの『外国語の聞く・話す・読む・書く』の4技能を
レベル別に分けた指標を使うと、目安がわかるよ

平成30年の文部科学省の資料(CEFRの対照表)によると、『話す・聞く・読む・書く』の4技能を評価するのが欠かせません。

以上の内容を踏まえて、比べてみると、

  • TOEIC(L&R)600点は、おおよそA2~B1のレベル(目安、配点にもよる)
    • ただし、リスニングとリーディング(L&R)だけでの判断
  • 英検2級は、おおよそA2~B1のレベル(目安)
  • 英検準1級は、おおよそB1〜B2のレベル(目安)

つまり、TOEIC(L&R)600点は、英検で言うと2級から準1級の間に値するレベル

TOEICの場合、 L&R(リスニング&リーディング) だけでなく、S&W(スピーキング&ライティング)の数値も入れた数値の対比となっています。

ひとまず、共通しているリーディングとリスニングで、考えればいいのね!

英検とTOEICどうやって選べばいい?

英検2級とTOEIC 600点って、どっちの方を勉強するといいかな?

英語の試験を受けるなら英検とTOEIC、どっちを勉強しようか迷うことってありませんか。

みんなどのように決めているのか気になりますよね。

実は、受験する科目の選び方は、『試験内容』と『将来のなりたい姿・目的』によって変わります。

スクロールできます
目的・将来の姿TOEIC英検
就職・転職での評価600点より上
履歴書記載目安
あまり多くない
2級より上級ならOK
昇給などの条件基準になることが多いTOEICほど導入されていない
あるところは珍しい
英語の実務事務作業など限定的
英会話には別途対応が必要
話す試験がある分
対応がしやすい
成果の出やすさ対策本や参考書が豊富
限られた内容(L&R)だけでOK
4技能の対策が必要
英会話と根本的な理解が必要
試験の頻度
(受験日の回数)
月に1回程度(年12回)年3回
資格の種類民間
(2年間有効)
国家資格
(一生有効)

英検より、TOEICの方が、チャレンジできる機会も多いし、
やっぱり使える場面が多いのはTOEICなのね

ただし、TOEICの有効期間は2年間で民間試験だけど
英検は国家資格だから1度取ると一生有効なのも知っておこう

基本は『TOEIC600目標』でOK。英語の実務(英会話)などを含む場合は、TOEIC 600 取得後に学ぶのが良い!

TOEIC 600点の難易度

TOEICスコアの平均って?

TOEIC®Program は英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストプログラムです。

地域別や、特性、働いているならその業界、など様々な角度から、平均を算出しています(TOEIC L&R公式データ・資料より)

スクロールできます
2023年リスニング(点)リーディング(点)トータル(点)
日本309252561
全体(全世界)335278612

全世界でみると、600点いってなくて、ちょっと低めなのね

スクロールできます
2023年リスニング(点)リーディング(点)トータル(点)
社会人348291639
学生323267589

社会人の方の平均点は、600点を超えて非常に高いね

  • 2023年1年間のTOEIC L&Rの『日本の平均は561点』と説明されています。
  • 『社会人の平均は639点』と説明されています。

TOEIC600点は、日本での社会人の方の平均レベルと言えます。

TOEIC 600点の社会人の方のイメージ

TOEIC 600点は公式サイトからも平均と挙げられていますが、受け取り方は、人によって様々です。

ただ、初めての受験で600点を超える方はそこまで多くないように思われます。

https://twitter.com/tororo__days/status/1880529885279711399
https://twitter.com/toiec700/status/1876466248139337797

絶対超えたいし、超えなきゃいけないけど、
なかなか超えられないイメージあるよね

塾講師が思うTOEIC 600点のイメージ

TOEIC 600点と聞くと、英検2級〜英検準1級というのはお伝えしましたが、

そもそも英検2級というのはどのレベルか想定するのって難しいですよね。

そうそう、そもそも英検2級ってどのくらいなの?

実は、英検2級というのは、高校英語の大半を習得している(理解している)レベルというのが、少なくとも僕(元塾講師)の認識です。(英検公式サイトでも高校卒業レベルと紹介)

ユーキャンでは600点は日東駒専といわれる、中堅関東私大のレベルと例えています。)

つまり、『TOEIC 600点は、高校英語を理解してる』レベル

言い換えれば、『そこそこ基礎英語ができないと取得できない』レベル

一定レベルの文法知識と単語力は必要になるよ

TOEIC 600点に必要な学習

TOEIC 600点を超えるための必要な語数

TOEIC600点を超えるための必要な語数は、約5000語程度が目安だと言われています。

5000語と聞くと圧倒される語数ですが、ゼロから始める場合になるので、今までの勉強量を基盤すると実はそこまで多くにはなりません

TOEIC学習として有名な参考書、金のフレーズ(金フレ)では助走としての400語がまとめられています。

この400語は最低限知っておきたい!という理由で紹介されているね

TOEIC 600点を超えるための学習時間

TOEIC600点を超えるための、学習時間については、受験する人によって大きく変わります。参考になるのは以下のような部分です。

  • TOEICのスコアの現時点の自分実力(今、何点ぐらいなのか)
  • TOEIC受験経験の有無(初めてか、どうか)
  • 解法テクニックなど、すでに知っているかどうか(参考書など購入しているかどうか)

オックスフォード大学出版記事結果によると、『200時間超で110点の点数の増加が見込める』と研究されています(参照:Saegusa 1985)

TOEIC 650点を超えるまでの必要時間の目安

  • (現在)250 ・・・ 950時間 
  • (現在)350 ・・・ 700時間
  • (現在)450 ・・・ 450時間
  • (現在)550 ・・・ 225時間

参考:A Teacher’s Guide to TOEIC(R). Listening and Reading Test. Preparing Your Students for Success|Oxford University Press

大体100点をあげるのに200時間〜300時間目安が必要となります

TOEIC600・英検2級をクリアする学習方法

TOEIC 600を超えるために

TOEIC600点を超えるために学習すべき内容は、リーディングは『単語と文法』/ リスニングは『音読学習』が中心となります。

TOEIC® Reading(リーディング)の対策

単語を学ぶには金のフレーズを使って学習を進める

  • 600点の次の目標もレベル別にまとめてある
  • 例文・解説も入っていて実用性が高い

abceedで、金フレを学習できるよ

文法を学ぶにもabceedを使った文法参考書で学ぶことができます。

有料アプリにはなりますが、非常にコスパのいいアプリで、検討の余地あり。

Listening(リスニング)を伸ばすための対策

リスニングを学習するときには、音読を取り入れてみましょう。

実際に流れる問題文章を何度も使って学習することがリスニング向上するためには必要になります。

とりあえず読めばいいの?

音読でもシャドーイングとオーバーラッピングを組み合わせて学習するのが効果的だね

英検(2級または準1級)を合格するために

英検の学習では、リーディングとリスニングの1次試験だけでなく、スピーキングとライティングの2次試験の対策も必要になります。

これはつまり『アウトプットの部分の対策が必要になる』ことを意味します。

単純に、勉強量が増えるので、学習スケジュールを立てるのが大変になります。

もしTOEICよりも英検が必要な場合は、スクールを使うのも独学より効率が良くいい作戦となり得ます。

これらは抑えたいスクール選びのコツ

  • 日頃の学習スケジュールの目安を明示してくれる
  • 英検合格に特化している(面接対策などがある)
  • 相談できる日本人スタッフやサポートがあると良い

コツコツできることでは、独り言学習と英語日記がおすすめだよ

まとめ

TOEIC 600点だと、英検ではどのくらいのレベルになるのかを紹介しました。

英語の国際指標として使われているCEFLの評価によると、TOEIC 600点はB1,B2クラスで、英検だと2級〜準1級レベルだと想定できます。

これらは、高校生で学ぶ英語内容を理解している中級者のレベルにあたります。

よくきく目標だけど、そんな簡単ではないんだね

また、『初心者が、どちらを学ぶべきか』についても述べました。

特別必要に追われていないのであれば、TOEICの方がおすすめ

英語を実際に使えるようになっていきたいなら英検もいいけど、転職や昇進で評価されやすいのはTOEICだったね

また、それぞれの目標をクリアするための学習法をご紹介しました。

  • TOEICと英検でスピーキングとライティングの扱いが変わるため、どちらを中心に行うか決める
  • TOEICなら、アプリを使うのが効果的
    • 単語は、金フレを軸に学習(リスニングでも使える)
    • 文法は、スタサプを使って知識をつける
  • 英検なら、対策スクールを使う(プロに頼る)
    • 学習スケジュールを作成するのを手伝ってもらう
    • 相談できる存在(カウンセラー)は大きい
    • 何が足らないのかを知ってから最短で学ぶルートを進む

上位レベルにチャレンジしていくなら、外部サービスを使って、文法スキルや英会話スキルを伸ばしていこう。

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この記事を書いた人

塾講師、約10年、高校生対象に、大学入試授業で英語の解説を担当。
留学経験などをもとに英語学習を応援。
現在は塾講師から転職したが、契約講師として継続中。
英語学習について、紹介します。

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