【TOEIC対策】同じ文章で合ってる?塾講師が考えるシャドーイングのコツ!

Last Updated on 2週間 by zico

※この記事はPRを含みます。

こんなこと思ったことありませんか

  • シャドーイング学習に興味があるが、よくわからない。
  • 自分のシャドーイング学習が正しいのか自信がない
  • 同じ文章でのシャドーイングの効果があるのか知りたい

シャドーイング、いいって聞いたことあるけど、正解がわからない

同じ文章をシャドーイングしているけど、本当にこのままでいいの?どうやるのか知りたい

という問題を抱えている方の悩みを解決できる記事となっています。

この記事が向いている人
  • 同じ文章でのシャドーイングに疑問を感じている方
  • 英語のリスニングとスピーキングを上達させたい方
  • 発音をよくしたい方

なぜなら、かつて塾生徒にこれから紹介する、「同じ文章でのシャドーイングの方法」を実践してもらいました。

その方法で、今まで1000人以上に英語学習指導の相談に乗ってきました。また、後半では、同じ文章でのシャドーイングのゴール目安のご紹介をします。

この記事を読み終えることで、正しい方法でのシャドーイングを身につけて、リスニング力をはじめとした会話力を伸ばしていける状態になります。

このブログの管理人
  • 大学入試の英語担当、累計生徒数1000人以上
  • 高校英語の講師歴10年以上、
  • TOEICコーチ歴2年、家庭教師歴2年
  • 海外短期留学、海外インターン勤務経験

英語を学び直しながら
学習情報を発信中。

目次

結論

この記事の結論は、『同じ文章を繰り返し、シャドーイングすることに効果はあります』ということです。

ただし、少し工夫が入る入らないで効果は大きく変わるので、注意してシャドーイングを行いましょう。

期待できる効果

同じ文章を何度も繰り返しシャドーイングすることでのメリットは以下の通りです。

  • 流れる音が自分の思っている単語との違いがわかるようになる
  • 自分の思い違いを修正して、聞ける話せる基礎が作れる

リスニング力の向上だけでなく、発音を意識するようになり良くなることが期待できる

シャドーイングの注意したいポイントとゴール

シャドーイングを行う時のポイントと、ゴールは以下の通りです。

  • 教材選定は自分にとって簡単なレベルを、難しすぎるものは選ばない
    • TOEICのpart1のようなの短文
    • 興味がある、身につけたい文章などでもOK
    • 単語が難しいものは、目的が変わるため選ばない(✖️単語学習◎知っている単語を聞くことに集中)
  • 初心者はオーバーラッピングを挟んでから行うのが効果的
    • オーバーラッピングは理解度を増すのに効果的
  • シャドーイングで意識するのは単語だけじゃない
    • 読み方、発音の仕方(アクセントや、脱落、発音記号について)
    • 単語と単語の関係(リンキングや文中での強弱)
    • 各方言のなまり(イントネーションの違いなど)
  • ゴールは『聞いた音が頭の中で単語として浮かび上がるまで
    • シャドーイングを行う目安は人によるが、1回につき5回程度が目安
    • 1日だけだと忘れてしまう可能性が高いので、2日3日に分けて行うと効果的

具体的なやり方の紹介をするよ

(同じ文章での)シャドーイングの具体的手順

  • スクリプト無しで聞く(問題を解くでもOK)
  • スクリプトを見て聞く発音や単語、イントネーションを視覚的に確認
  • スクリプトを見ながら同時読み(オーバーラッピング)
  • スクリプトを見ずに、遅れて読む(シャドーイング)
  • 追えなかったところを確認してから、もう一度シャドーイング

(これらの「スクリプト」は、「読まれる原稿(本文)」の意味です。)

耳で聞く → 頭で理解 → 認識のずれを知る → 使いながら慣れる

慣れていく=引き出しを増やすことになって
リスニング力が伸びていくよ

教材選びに困ったらアプリでも

シャドーイング専用のアプリでも、いいと思いますし、英語学習アプリabccedだと、SWトレーニングという方法で、シャドーイングを行えます。

発音をチェックしてくれるので、実践形式に近く、月額料金だけで、たくさんの教材が使い放題と、優秀なアプリですので、検討する価値はあります。

abceedは、シャドーイング以外も学習できるよね

シャドーイングの目的

そもそも、シャドーイングとは

スクリプトを使用せず、音声の少し後に聞いた音を真似して発声する練習方法です。

つまり、インプットとアウトプットを同時に行う必要のある学習方法のこと

他にも、似ている学習方法で、オーバーラッピングやリピーティングなどあります。

聞くことがベースとなっている分、リスニング力の向上が見込めますが、シャドーイングは初心者の方にはいきなり始めるのは難しい英語学習の一つといえます。

難しい(レベルが高い)学習方法の理由

  • 次の単語をある程度予測しながら、正しく聞く必要がある
  • 聞いた音が瞬時に何かわかる必要がある
  • 自分で真似て発音する(発音知識が必要)必要がある

初心者の人は難しいの??
じゃあ、やらないほうがいいの?

難しい学習方法だから負荷が高いけど、
工夫をしてシャドーイングを取り入れるのがいいね

オーバーラッピングとの違い

リスニング学習方法として、よく出てくる学習法の一つがオーバーラッピングです。

オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら音声と同時に発声する学習方法です。

英語を『見る』のと、『同時』がポイントなのね

スクリプトを見ることができるので、英語がわかり、シャドーイングより自信を持って英文を読むことができます。

発音やイントネーションの改善が見込めます。

何が読まれているのか視覚的に理解した上で、認識のズレに気づけるメリットがあります。

シャドーイングの前にやるのが、効果的でいいね

リスニング力を伸ばす

シャドーイングを行う目的として、リスニング力の向上が見込めます。

シャドーイングで期待できるリスニング力向上効果(例)

  • 英語独特の読み方(アクセントや、発音の仕方)
  • 目で見る単語の認識と、耳で聞く単語の認識のずれに気づく
  • 文章単位での強弱や、抑揚に慣れる

これらのことを通じて、聞いた音を自然と仕分けられるようになるのが目的です。

TOEICなど試験の場合は、聞いた単語が頭の中に映し出されるようになればOKです。

英会話は、(求めるレベルにもよりますが)もう少し解像度が低くても対応できます。

話された音が『何か』自然と変換できるようになるために、シャドーイングを行う

スピーキング力を伸ばす

シャドーイングで期待できるスピーキング力向上効果(例)

  • 発話時に伝わりやすい単語の正しい発音の仕方が身につく
  • 文章でどこを強く読むと自然なイントネーション・抑揚か身につく
  • 何度も同じ文章を読むことで、実用的になる(フレーズをストックできる)

TOEIC対策だけじゃなくて、英検、英会話にも使える学習法だよ

真似をするときに、本を読んで知識をつけてから学習することも有効です。

【具体的手順】同じ文章での、シャドーイング

では、教材選びから、オーバーラッピングを含めた、具体的なシャドーイングの手順をご紹介します。

教材は、自分にとって簡単なものを選ぶ

シャドーイングでの音読教材は、自分にとって簡単な教材を選びましょう。

難しい文章の方が力がつく、と感じるかもしれませんが、挫折もしやすくなるので、注意が必要です。

  • 使われている単語の意味が8割以上わかる文章
  • 実体験で使える(イメージで)話す
  • フレーズ1文程度で、長すぎない文章(接続詞が多くても1個など)
  • 複雑な文法書などの例文は、おすすめしないが、面白く感じるならOK

単語学習の負担を減らし、『何を話しているのかを理解する』に集中するためには、頭の中に入りにくい難しい単語から始める必要はありません。

たくさん量をこなしたいならabceedを使うと(SWトレーニングで)多くのシャドーイングを行うことができます。

自分にとって『見たらわかる単語』でスタートしよう

シャドーイングの手順

自分のレベルに合う文章(教材の部分)で、同じ文章を以下のようにシャドーイングするのが効果的です。

  • スクリプト無しで聞く(問題を解くでもOK)
  • スクリプトを見て聞く発音や単語、イントネーションを視覚的に確認
  • スクリプトを見ながら同時読み(オーバーラッピング)
  • スクリプトを見ずに、遅れて読む(シャドーイング)
  • 追えなかったところを確認してから、もう一度シャドーイング

(これらの「スクリプト」は、「読まれる原稿(本文)」の意味です。)

一度、『見て、違いを確認してから』やるのがポイント

どこまでやればいい?ゴールの目安

同じ文章をやり続けていると、どこまでやればいいのかわからなくなる時ありませんか。

そんな時に目安にしたいのは、『学習した時間』よりも『達成度』です。

具体的には、『聞いた単語&文章が頭に浮かぶ状態』が一つのゴールになります

この状態(ゴール)には、何度チャレンジしてもOKです。

より実践力を鍛えたいなら、スピーキング(自分で話す)面にも目標を作ってみましょう。

シャドーイングの例文を『実際に使う想定で話す練習』も効果的です。

イメージは『英語の独り言』に近いね
表現を増やすなら日記もいいし、黙々と話すならchatgptでもいいね!

よくある問題と、押さえたいポイント

シャドーイングを進めていく中で、注意したいことや、問題が生じることもあります。

効果を最大限にするためのポイントをご紹介します。

流れてくる英語が聞き取れない!から白紙になっちゃう!

流れてくる英語が早すぎると感じたり、そもそも何かわからない場合には

聞こえた音を、まずは『カタカナで書く』ようにしましょう。

意味が成り立たないカタカナでOKです。

このステップで、発音の違いや、自分の認識のずれに気づくことができ、リスニング力が向上します。

発見した気づきって記憶に残りやすいから
とっても効果がある学習方法!

シャドーイングを『やりやすい英語と、そうじゃない英語がある』ように感じるんだけど?

海外のドラマや映画を見て、英語によって聞き取りやすい!とか全く聞き取れない!とか感じることありませんか?

(今まで学習してきたインプットの質と量によりますが)その理由は、アメリカ英語やイギリス英語など地域による英語の発音の違いが影響しているかもしれません。

実際入試等の多くは、2020年ごろまで、学校教材として、アメリカ英語が主流に使われており、大半の方が、自然とアメリカ英語に慣れていると思われます。

ですので、『英語も方言があるんだ』と知って臨むことで、学習に余裕が持てるようになります。

『なんで今回の文はこんなに聞けないの?』っていう時の原因なのね

そう、その原因を知ることだけでもモチベーションを維持しやすくなるよ。それぞれの発音を学びたいなら、youtubeでも調べられるよ

読むときに意識するところは何?

一言で言えば、『音声の完璧なコピー』を目指してシャドーイングすることです。

  • 文中での強弱(強く読まれる語/弱く読まれる語)
  • 単語の発音の仕方
  • アクセントの位置

これらのことが読む時に必要になってきますが、知識が苦手な方は、雰囲気から真似をするのでも構いません。

元気な声で、英語真似してみようかな

それって結構大事!
口を動かしてはっきり声を出すと発音も
日本語なまりから改善されていくよ

 

どうやってやればいいの?なんかいいアプリとかないの?

教材選定をするのが面倒という方は、シャドーイング専用のアプリを使うのもおすすめです。

個人でできる人はabceedというアプリが有能
SWトレーニングが幅広く使えるよ!

まとめ

同じ文章での、シャドーイングは、実際ものすごく効果的です。

ただし、ひと工夫を入れてシャドーイングをするとより効果が高まるという内容をご紹介しました。

(同じ文章での)シャドーイングの具体的手順

  • スクリプト無しで聞く(問題を解くでもOK)
  • スクリプトを見て聞く発音や単語、イントネーションを視覚的に確認
  • スクリプトを見ながら同時読み(オーバーラッピング)
  • スクリプトを見ずに、遅れて読む(シャドーイング)
  • 追えなかったところを確認してから、もう一度シャドーイング

(これらの「スクリプト」は、「読まれる原稿(本文)」の意味です。)

耳で聞く → 頭で理解 → 認識のずれを知る → 使いながら慣れる

この手順の流れのイメージは、「ずれを知る」ことが中心になります。

そして『聞いた音が、頭の中でに単語の映像として流れるレベルまで、やり込む』と効果的です。

これをできるようになるために何回かやるのね!

効率よく学ぶためにアプリを検討しているのであれば、有料アプリのabceedでのSWトレーニングを使うのが選択肢が多くおすすめです。

シャドーイング以外にも学べることがたくさんあって便利なアプリ!

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この記事を書いた人

塾講師、約10年、高校生対象に、大学入試授業で英語の解説を担当。
留学経験などをもとに英語学習を応援。
現在は塾講師から転職したが、契約講師として継続中。
英語学習について、紹介します。

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