学習法を始める際、独り言を用いた英語学習は語学の習得において効果的な方法とされています。
また、独り言英語学習は日常生活の中で気軽に取り入れられ、継続しやすいというメリットがあります。
本記事では、「独り言 英語」を活用したトレーニング方法や具体例、効果的な取り入れ方など幅広く解説し、英語学習の一つとして、独り言を取り入れることの魅力についてご紹介していきます。
- 英語学習に独り言を取り入れる、メリットがわかる
- 独り言学習のコツがわかる
- 注意点を知って効率よく学習が進められる
- 大学入試の英語担当、累計生徒数１０００人以上
- 高校英語の講師歴９年、家庭教師歴2年
- 海外短期留学、海外インターン勤務経験あり
英語を学び直しながら
学習情報を発信中。
英語 独り言 トレーニング方法
独り言での英語練習は日常生活の中でも行えるため、無理なく続けられる点が魅力です。
継続することで自然と英語力が向上し、コミュニケーション能力も向上します。
ただし、独り言を行うには、踏むべきステップがあります。
もしその手順を飛ばしてしまうと効果も半減。
頭の中で文章を作って英語を話す（独り子を言う）のは、なかなか難しいですよね。
まずは、独り言の前に日記をつけて視覚的に理解することから始めましょう。
初心者の英語学習者にとって、日記をつけることは、非常に効果のある英語勉強法です。
- 正しい英語の文法を意識しやすい
- わからないところを残しておける
- 進捗を感じやすい
- 自信につながる（モチベーション管理）
簡単な文章で短い文からで構いません。焦らず短い文章から始めましょう。
日記は、土台作りだね
大切なポイントは、言いたかった内容をまずは日本語で書いておくこと。
面倒ですが、このステップを踏むことで、独り言に必要な土台を作ることができます。
言いたい英語での表現と日本語との違いを浮き彫りにするためにも、一度日本語で可視化できるように準備しておくのがポイントです。
日記内容は何でも構いません。
- 早朝のゴミ出しの時の出来事
- 昼食時（ランチ）の初めてのお店
- トイレに入ったら紙が切れかけていたこと
- 休日に買ってきた、お気に入りの服
などなど、自分自身に関わることを日記羅列してみましょう。
日本語で、日記を書くとすらすら書けるのに、英語に訳そうとすると、なかなか難しい。
その時のコツが、「日本語→訳しやすい日本語に書き換えること」です。
トイレットペーパーを切らしている
トイレットペーパーが全然なかった。
一度しっかり考えて変換することで、自分の頭の中に言葉やフレーズが残るようになります。
細かな部分の言い換えが慣れてくると、どんどん英語のアウトプット能力が高まっていきます。
これが、瞬時にできるようになるのが、独り言
日本語の文を、実際に英語に訳してみましょう。
この時のコツは、できる限り自分で訳すこと。（頭を使いながらも、100点を目指しすぎないこと）
わからない言葉やフレーズが出てきた時は、新しい知識のインプットのチャンスです。
googleでいいので、ぱぱっと調べるのが大切です。
調べた単語は頭に残りやすく、何度も使うことで、徐々に頭に浮かんでくるようになります。
やればやるほど、次の日記が楽になっていくよ
出来上がった文章を音読します。
「こんな簡単な文章でいいのかな？」と思うぐらいが理想です。
最初は、「本当に、力がついているのか」と、不安に思うことがあるかもしれません。
しかし、いつも問題を解くという「受動」的な英語学習を進めるよりも、
自ら英語を作ると言う「能動」的な英語学習をすることで、スピーキングも含めた全般的な英語の能力を伸ばすことができます。
日記・独り言の具体例
例えば、ダイエットをしようと思っている方だと以下のような日記が考えられます。
例：（まず日本語で）一日の流れの日記
- 昨日の健康診断で体重がやばいと思った。
- 意識して、朝ヨーグルトを食べた。
- 仕事で怒られてイライラしたから、ランチは大盛りにした。
- 夜は、ラーメンとチャーハンに餃子セット
- ダイエットは明日からやろうと決めた。
英訳する時の、苦手なポイントを見つける
昨日、健康診断があって体重がやばいと思った
I （健康診断があった？） yesterday, and I （体重やばい？）
意識して朝、ヨーグルトを食べた
（意識して？）I ate yogurt this morning.
仕事で怒られてイライラしたから、ランチは大盛りにした
I was angry because my boss （怒られる？）me. So （ランチ大盛り？）
夜は、ラーメン、チャーハン餃子セット（を食べた）
I ate ramen, fried rice, and gyoza for dinner.
ダイエットは明日からやろうと決めた
I decided to start a diet from tomorrow.
文法の正確さも大切だけど、書きたい気持ちを優先するのがコツ
修正例＆英訳例
昨日、健康診断を受けて、自分は太り過ぎだだった
I had a health check yesterday, and I gained too much weight.
意識して朝、ヨーグルトを食べた
I ate yogurt this morning.
仕事で怒られてイライラしたから、昼ごはんは大きいサイズを選んだ
I was angry because my boss scolded me. So I chose lunch for a big size.
夜は、ラーメン、チャーハン餃子セット（を食べた）
I ate ramen, fried rice, and gyoza for dinner.
ダイエットは明日からやろうと決めた
I decided to start a diet from tomorrow.
意識したいポイント
日々続けることが大切ですので、負担にならないようなるべく簡単に書くのが大切です。
- 日本文全てを書く必要はない
- 述語をシンプルな表現に言い換える
など、細かな部分を工夫してみましょう。
80点で十分、伝わる英語を目指してみよう。
日記で慣れてきたら、いきなり声に出してみよう
日記をつけることを習慣化できるようになると、文法や、単語など普段から英語を考える習慣が身につき始めます。
これって英語でどう言うの？
日記を書くときに、求められるのは頭の中で英作をする能力。パッと思いついたことを英語にすることができるようになっていくと、英会話力もついていきます。
日記には、ちょっとした準備が必要です。
- 筆記用具
- 机に向かう勉強時間
- 続けられる環境
これらの準備が面倒だと思ったらレベルアップのタイミング！
日記から、アウトプット方法を変える（独り言を言う）ことで、頭の中で英作をする力をより鍛えることができます。
それに、独り言なら
どこでもできるよね。
【たまに取り入れたい】シチュエーション別の独り言
話を投げかける相手をイメージする
丸暗記などの「覚える」学習から卒業して、独り言で鍛えることができる能力は「英語を使う感覚」。
その「使う」感覚は、さまざまなシーンを想定することでより質の高い効果を期待できます。
- 上司や同僚に向けて（ビジネス英会話）
- 会社内での英語プレゼン（ビジネス英会話）
- 自己紹介（ビジネス＆カジュアル）
- 道案内（カジュアルな英会話）
- 趣味について友人知人に（カジュアルな英会話）
様々な相手との会話や、シチュエーションを想定することで、実践的なフレーズや言い回しを身につけることが期待できます。
海外映画、ドラマとかも
参考になるよね！
プレゼンなどのビジネスシーンをイメージしてみる
ビジネス場面での独り言英語練習は、実際の会議やプレゼンテーションでの使えるフレーズを身につけるのに役立ちます。
自分がビジネスシーンで使う英語や表現を練習し、流暢に話すための練習ができます。
友達との会話をイメージしてみる
友達との会話シーンを想像して、自然な会話をする練習を行いましょう。
日常会話で使われるフレーズやスラングを取り入れることで、リラックスした雰囲気で英語を話すことができます。
【おすすめ！】初対面の人と会話する時をイメージしてみる
実は、意外と知られていませんが、初対面の挨拶も前準備をしておくことができます。
初対面の人とのコミュニケーションは緊張することがありますが、事前に独り言で練習することで自信をつけることができます。
自己紹介やフレンドリーな会話を想定して、緊張せずにスムーズに会話できるようにトレーニングしましょう。
「何も言えない」という
沈黙をなくせるだけで
気持ちがだいぶ楽なるよ
【独り言は、最強の勉強方法】でも気をつけたいことも
独り言は、口から英語が出てくる（スピーキング）の練習としてとても有効な英語学習方法です。
しかし、そんな最強の英語学習でも、似た表現ばかり使ってしまうというデメリットがあります。
実は、インプット（教材）の質を上げることでこの問題はクリアできます。
質の高いインプット教材を使うことで、もっと効果が見込めるね！
まとめ
独り言での英語学習は日常生活の中で手軽に取り入れられる効果的な方法です。
様々なシチュエーションを想定して練習することで、実際の会話やコミュニケーションで活かすことができる英語力が身につきます。
定期的に練習を行い、徐々にスキルアップを目指しましょう。
日記や独り言などアウトプットの習慣ができてきたら、インプットの質を上げることで、高い効果を狙いましょう。
インプットをこだわると
成果が全然違うよ
コメント