【TOEIC 600点レベルって、すごい?】想定される日常やビジネスシーンでのリアル

Last Updated on 1週間 by zico

TOEICを学習する方で、600点を一つの目標としている方は多くいます。

でも、TOEIC600点って、どんなレベルか想像するのって難しいですよね。

今回は、転職を検討していたり、企業の方に参考になるような、TOEIC600点に関する内容をまとめました。

この記事を読めばわかること
  • TOEIC600点で、できることの目安がわかる
  • 転職する時に有利に働く場面が具体的にわかる
  • 英語を使う仕事に就くことを選択肢に入れられる
このブログの管理人
  • 大学入試の英語担当、累計生徒数1000人以上
  • 高校英語の講師歴10年以上、
  • TOEICコーチ歴2年、家庭教師歴2年
  • 海外短期留学、海外インターン勤務経験

英語を学び直しながら
学習情報を発信中。

目次

TOEIC 600点のレベルのイメージ

TOEIC公式サイトでの、600点の扱い

TOEIC公式サイトにおいて、実は明確には、600点という区切りは、ありません

公式サイトによると、B〜Cのレベルが一番近いとわかります。

TOEIC L&Rスコア別、レベルは 、A(上) ~ E(下)で分かれています。

スクロールできます
TOEIC L&R
スコア
レベル評価(ガイドライン)TOEIC L&R 平均スコア
860ANon-Nativeとして十分な
コミュニケーションができる
730Bどんな状況でも適切な
コミュニケーションができる素地を備えている
海外部門(689点)
600内定者(617点)・営業部門(548点)
新入社員(527点)・技術部門(499点)
470C日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では
業務上のコミュニケーションができる
220D通常会話で最低限の
コミュニケーションができる
10Eコミュニケーションが
できるまでに至っていない
出典:Proficiency Scale (TOEIC®L&R スコアとコミュケーション能力レベルとの相関表)より

(レベルC 470点〜)

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる

通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。

複雑な場面における的確な対応や、意思疎通になると、巧拙の差が見られる。

基本的な文章・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。

出典:Proficiency Scale (TOEIC®L&R スコアとコミュケーション能力レベルとの相関表)より

TOEIC 470点でも、そこまで評価されているのね

600点は、平均より少し上ぐらいだね
(右にスクロールしてもらうと見られるよ)

TOEIC 600点の、実際のところの実力って?

TOEIC600点の評価がわかったところで、実際の実力はどのような状態でしょうか。

できる例とできない例での、それぞれの例を挙げてみます。(あくまで参考までに)

日常生活での例

レストランでの注文
  • メニュー内容、価格は理解できて、注文もできる
  • 料理の説明、アレルギーや、調理法の違いなどを正確には判断できない
ショッピング(小売店)
  • 商品のサイズや、色、値段を聞いて、購入することができる
  • クーポンやセール、保障内容など複雑な内容は難しい
バスや電車など、交通機関の利用
  • 案内表示、時刻表を読んで移動できる
  • 細かい乗り換えや、渋滞や事故など、リアルタイムでの対応が難しい
イベントでの会話
  • 簡単な挨拶や、自己紹介、基本的な会話ができる
  • 現地のジョークや文化を伴う会話、微妙なニュアンスの理解は難しい
日常の問い合わせ、手続き
  • 公共施設や、店頭での簡単な問い合わせができる
  • 複雑な手続きや、規約や条件などを理解するのは難しい

この目安を見ていると、海外旅行とかだと、十分な感じするわね

ビジネスシーンでの例

ミーティングの参加
  • 事前配布の資料やアジェンダ(予定)などに基づき、簡単な意見交換が可能
  • その場での即時の意見表明や深い議論には参加しづらい
ビジネスメール
  • 提携文を作成し、シンプルな内容のメール送受信ができる
  • 複雑な内容になると、調べながらしか進められない
電話会議
  • ゆっくりとした会話なら、対応できる
  • 早口で話されたり、専門用語が多い時などは、詳細を把握しづらい
資料作成、プレゼン
  • シンプルなスライドや概要説明を英語で行える
  • 専門的なデータや複雑な内容だと難しい、言い間違えても気づけない
日常の問い合わせ、手続き
  • 基本的な商品説明や問い合わせに英語で対応できる
  • 条件交渉や、契約内容の細かいニュアンスを伝えるのは困難

『細かい内容の説明』は、まだまだ厳しそうだけど、
英語を使うのに、そこまで抵抗がないなら、
結構、一通りできるようなイメージだね!

TOEIC 600点を持つことのメリット

履歴書に書ける

企業がビジネスマンに期待する英語力は、以下のとおりです。

部署・部門得点目安(点)
海外部門705点 (605~805)
営業部門580点 (475~680)
技術部門560点 (470~650)
中途社員580点 (480~685)
新入社員550点 (460~640)
出典:Proficiency Scale (TOEIC®L&R スコアとコミュケーション能力レベルとの相関表)より

海外部門を除き、600点は多くの場合、求められる数値以上の得点と分かります。

また英検と比べると2級から準1級あたりのレベルとも言われています。

英語を活かせそうな業種、職種

世間では評価される得点目安が、TOEIC 600点以降ということはわかりました。

では、具体的にどんな仕事があるのか、も検討してみましょう。

貿易事務
  • 基本的な読み書きができれば、海外取引先とメール対応可能
  • 貿易書類(インボイス、パッキングリスト)の確認に役立つ
  • 海外からの問い合わせ対応や簡単な通訳業務を任されることも
  • 貿易業務では英語ができる人材は重宝され、未経験でもチャンスが増える
インバウンド業、ホテル業、観光業(フロント、ツアーガイドなど)
  • 海外からの宿泊客、観光客対応で、簡単な英会話スキルが求められる
  • 600点あれば、マニュアルやスクリプトを活用しながら対応可能
  • 外国人スタッフとのやりとりもスムーズ
  • 英語を使いたいというモチベーションが評価されやすい
IT業界
  • 海外の技術のドキュメントを読む機会が多く、600点レベルあると業務の理解がスムーズ
  • 英語での問い合わせや、エラーメッセージの理解に役立つ
  • 今後のキャリアアップのために、有利になる

もちろん、これら以外にも、海外に支店を持つ、グローバル企業や、塾などの教育サービス業なども、英語を活かせる企業候補になります。

また、公務員採用試験を受ける時にもTOEICは加点対象となります。

国家公務員採用総合職試験(公務員試験に役立つTOEIC®Programより)

  • TOEIC 600点以上 : 15点加算
  • TOEIC 730点以上 : 25点加算

自治体職員採用試験や、警察官採用試験でも
TOEICのスコアの加点措置も、増えてきているみたい

なんかメリット多そうね!

まとめ

転職や、就職した場合のリアルを踏まえても、TOEIC学習は、損のない勉強だと言えます。

また、TOEIC 600点を取得するメリットを紹介し、多くの方が目標とする理由が、わかってもらえたと思います。

TOEIC600点は、決して難しい壁ではありません。

でも、600点は結構きついよ!

TOEIC学習の大切なポイントは、正しい学習方法をコツコツと積み上げることです。

一度、プロの人と相談してもいいかもしれませんね。

今までの、自分の学習方法を振り返ってみよう
最初は、文法学習で挫折しがち
以下の記事も、参考にしてみてね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

塾講師、約10年、高校生対象に、大学入試授業で英語の解説を担当。
留学経験などをもとに英語学習を応援。
現在は塾講師から転職したが、契約講師として継続中。
英語学習について、紹介します。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次